タイのハー島周りを潜ってきたので、そこのポイントの一つであるコハー#1を紹介します。
ハー島周りでこれまで潜ったポイントの中で私が一番好きなポイントです。これまでに潜ったポイントの中でもかなり印象に残ったポイントなので、ぜひ多くの人に体験してもらいたいです。
どんなポイント?
コハー#1は5つあるハー島の1番目の島の周りを潜るポイントです。「コ」(Koh)はタイ語で島という意味なので、島の名前がそのままポイント名になっているというわけです。
5つのハー島の最北端にある島なので、コハーヌア(ヌア = 北)とも呼ばれます。南側は流れが緩め、北側に行くに連れて外海に触れるのでちょっとした流れが出てくるのと同時に大物が見られます。
現地でチムニーと呼ばれる縦穴があり、地形としても面白いポイントです。
縦穴(チムニー)
エントリーから5分も泳がないうちに、洞窟があります。

洞窟の中には暗がりが大好きなハタンポが生息しています。この中にチムニーへの入り口があります。下の写真にある通り、洞窟に入ってすぐに左側です。狭い入り口ですが、ここから入ってひたすら下っていきます。

こんな感じでひたすら下っていきます。狭い洞窟をどんどん奥に進んでいく冒険感があったり、写真のように上から光が差し込む場所があったり、出口がエメラルドグリーンに輝いていたりとなかなかにエキサイティングな1分間です。
入り口が大体水深10m、出口が18mくらいなので、この短時間で適度に耳抜きをする忙しさもあります。もし耳に不安があるのであれば、事前にガイドさんに相談しておくと良いと思います。
ちょこちょこ現れる大物様たち
島の北側に向かっていくと、徐々に外海側に出ることになるので、大物が現れることがあります。
まずはクロヒラアジ。

一面タカサゴが群れていたので、それを眺めながら「流れが出てきたなー」と思いつつ泳いでいると颯爽と通り過ぎたのはカスミアジのペア。

いつもながら素早い上に、急に現れるものだから、まともに写真のピントがあったことないのよね・・・。
さらに北に泳いで行って、そろそろ引き返そうかなという雰囲気が出てきたところで遠巻きに見えたのが・・・

うん、ギンガメアジだよね、これ・・・
ギンガメアジといえば、セイルロックやリチェリューロック、日本で言えば粟国島みたいに狙って見るものだと思い込んでいたので、ランタ島のショップで「ローカルサイト」(ごくごく普通のポイント、という意味で捉えている)と呼ばれる本ポイントでギンガメを見かけた時は一瞬「は?」とあっけに取られました(とはいえ、サイズは比べものになりませんが)。
で、すぐさま我に返り、チームが引き返そうとしている中、遠巻きに見えたギンガメアジの群れに頑張って寄って撮影したのが上の写真なのでありました。借り物フィンだったので寄る火力もイマイチ出ず、ワープ(マイメインフィン)持ってくれば良いかったな・・・と思ったものでした。
群れ
コ・ハーを語る上で(個人的に)外せないのがヨスジフエダイの群れです。

この濃い黄色がとても好きなのですが、ハー島に来るまで単独の群れを見たことがなかったのです。ピピ島周りにも生息していますが、あちらは大体キンセンフエダイやフタホシフエダイの群れの中に申し訳程度にいる程度。なので、個人的には最大の収穫でした。
コハー・ヤイでも見られましたが、こちらで見られる群れの方が若干サイズが大きめだった気がします。

そのキンセンフエダイ、フタホシフエダイももちろん群れておりました。
近くには同じく黄色軍団のアカヒメジもいました。
ポイント中の、特に外界に面している側でひっきりなしに見られたのがタカサゴの群れでした。

上で紹介したギンガメアジを撮影するために頑張って寄らなければならなかった理由の1つは、タカサゴの群れでした。これ自体素晴らしいのだけれども、前景として邪魔だったという・・・。
あとはハー島の至る所で見られるキンメモドキの群れ。

ハー島では日光が届く浅場で見られることも多く、キンメモドキがキラキラ光ってとても綺麗です。日光の射線が入ると神々しさすら感じますね。これ、チンダル現象というんでしたっけ???
色彩豊かな風景
何枚かの写真に写り込んでいましたが、あちこちにソフトコーラルの群生が見られます。赤、ピンク、紫系が多い印象です。

赤系のソフトコーラルにヨスジフエダイやキンセンフエダイの黄色、レッドテールバタフライフィッシュの派手さとかが加わると、さらに素敵な風景になります。

ポイント全体のソフトコーラル量で言えば、ヒンデン・ヒンムアンには全く及ばないですが、キンセンフエダイとか原色強めの生き物がいる分、風景の多様性という意味ではこちらの方が充実しているかもしれません。自信を持って言えるほどヒンデン・ヒンムアンを潜ったことはないですが。
直立ナマコ・・・?
普段ナマコなんて気にもしないので、この辺りではいつもこうなのかという確証は全くないのですが、直近で潜った1本では、出会うナマコが全て直立不動の体勢を取っていました。

まあ出会ったナマコと言ってもイグジット直前の3個体程度なのですが、皆同じ方向を向いて直立しておりました・・・。光に向かって起き上がるとか、そういう生態あるんですかね・・・?
ポイントデータ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 難易度 | 初級 〜 |
| 形態 | ボートダイブ |
| 水深 | 〜 23m |
| 水温の目安 | 26 〜 28度(3月) |
北側に向かうと流れが出てくることがありますが、コースどりの問題かと思いますので、初級者から楽しめるポイントと言えると思います。ただし、フリー潜降なので初級者の方はそこだけご留意ください。
やたらとサーモクラインに出会ったので、計測した水温よりは冷たく感じるかもしれません。