【タイのダイビングスポット】ヒンデン・ヒンムアン

タイにあるヒンデン(Hin Daeng)・ヒンムアン(Hin Muang)というダイビングスポットについて紹介します。

ヒンデン・ヒンムアンとは?

タイを代表するダイビングポイントの1つで、ヒンデンとヒンムアンの2つのポイントからなっています。セイルロック、リチェリューロックと合わせて3大ダイビングポイントと呼ばれたり、アンダマン海屈指のポイントとして、北のリチェリューロック、南のヒンデン・ヒンムアンと呼ばれたりします。

タイ国政府官公庁が作る公式観光案内サイトでいずれも紹介されています。観光立国タイの推し中の推しポイントということですね。

それぞれ私が潜った時の記録を元にポイントの魅力を紹介していますので、ぜひご覧になってください。

【タイ】ヒンデン(レッドロック)
ヒンデンは赤色を中心とした彩豊かなソフトコーラルで覆い尽くされた外洋の岩場ポイントです。岩場の周りにイワシやタカサゴが群れています。
【タイ】ヒンムアン(パープルロック)
ヒンムアンは紫を始めとしたカラフルなソフトコーラルが特徴のタイのダイビングポイントです。また、外洋性のマンタ(オニイトマキエイ)のクリーニングステーションがあるので、外洋性のマンタを見たいダイバーにおすすめのポイントです。

ヒンデン・ヒンムアンで潜るには?

ヒンデン・ヒンムアンはアンダマン海にあるポイントなので、同地域の乾季(10月 〜 4月)にのみ潜りに行くことができます。

その上で、次の3つの選択肢があります。

  1. ランタ島発の日帰りツアーに参加する
  2. プーケット発のクルーズに参加する
  3. ピピ島発の日帰りツアーに参加する

先にメリットとデメリットをすごくざっくりまとめると次のようになります。

選択肢メリットデメリット
ランタ島発日帰り催行率高めランタ島への旅程が少し大変
プーケット発クルーズ乗れればまず潜れる4日間拘束される
ピピ島発日帰りピピ島も堪能できる催行率が低い

1. ランタ島発の日帰りツアーに参加する

ランタ島に滞在して、そこからヒンデン・ヒンムアン日帰りツアーに参加するのが個人的には一番いい選択肢かなと思います。ヒンデン・ヒンムアンまでそこまで遠いわけでもないし(それでもスピードボートで1時間20分くらいかかりますが・・・)、毎日島に帰ってくるので、島も楽しめますし。

とはいえ、一番の障壁は「ヒンデン・ヒンムアンツアーがいつ催行されるか事前にはっきりしづらいこと」です。事前に複数ショップにヒンデン・ヒンムアンツアーの催行予定を問い合わせても「予定はされているが催行されるかはわからない」のような返事が多いです。理由は次の2つのようです。

  • 難易度が高いポイントなので、ツアーを企画しても最小催行人数を満たせるかわからない
  • ハイシーズンの真ん中だと(比較的ビギナーが申し込んでくるので)ローカルトリップ(Koh Haa など)を優先せざるを得ない

私が行った際には Hidden Depths Diving さんが確定している日を教えてくれましたので、それに合わせて旅程を組んでお世話になってきました。あと、Dive & Relux さんは1日1組しか受け入れていない完全プライベートのサービスなので、空きがあればアレンジしてもらえるかもしれません。実際、私がヒンデン・ヒンムアンに潜った日には Dive & Relux さんも来ていました(あと後述するプーケット発のクルーズ船も)。

ただ、実際にはあまり心配せずランタ島へ行ってしまって良いです。

ランタ島に行ってみてわかったことですが、2, 3日滞在していればどこかしらのショップでヒンデン・ヒンムアンに行く予定は入っています。複数ショップが1隻のボートに乗合することも可能であるため、最小催行人数を集めるための敷居もそこまで高くないからなのかなとも思います。

ダイビングショップはサラダン埠頭の側に密集しているので、埠頭の前の通りをぶらっと歩いてちょっと話を聞くだけで、島内の主要なダイビングショップの今後数日の予定はすぐに手に入ります。

さらにヒンデン・ヒンムアンに行く確率を高めたければ、ハイシーズンのど真ん中を避けた4月や10-11月を狙うと良いと現地の方に教えていただきました。

一方でランタ島に渡る上で問題になりそうなのは、日本語サポートをほぼ受けられないことです。クラビ経由で渡るのが一番楽かと思いますが、まずクラビ空港に到着した時点で日本人の姿はまず見当たりません。本記事執筆時点でランタ島のショップに日本人はいませんし、ホテルの人曰く「日本人はほぼ見かけない」とのことでした。

以下、候補となりそうないくつかのショップについて記載します。

Hidden Depths Dive

最終的に私がお世話になったショップです。

スピードボートでポイントに向かうことを売りにしており、ローカルサイト(ハー島、ビダノック島)まで35分、ヒンデン・ヒンムアンまで1時間20分と非常に短時間でのアクセスを可能にしています。

スピードボートは狭いというイメージを持ちがちですが、個々人に十分なスペースがあり、乗船時間の短さもあって割と快適に過ごせます。

私が問い合わせたところ、ヒンデン・ヒンムアンツアーが確定した日を教えてくれたので、それに乗ることにしました。

日本語は公式サポートされていませんが、2025年4月時点では、日本語を少し話せるインストラクターがいました(日本の大学で日本語を勉強したらしい)。全てを日本語でサポートして貰うのは難しいかと思いますが、英語やタイ語が話せない人にとっては、ちょっとした話し相手になってくれるだけでも気が楽になるのではないでしょうか。

一方で1日2本が基本なので、1日で可能な限りたくさん潜りたいという人には向かないかもしれません。一方で早く終わるので、ダイビングから帰ってきた後もランタ島を楽しめる時間が十分にあります。ヒンデン・ヒンムアンツアーは7時集合14時解散、ローカルサイトツアーは7時45分集合13時30分解散でした。

Phoenix Divers

ヒンデン、ヒンムアン、ハー島(koh Haa)1本ずつの合計3本という贅沢なプランを提供してくれているショップです。

お値段もなかなかお得だったので、コンタクトを取ってみたところ、予約は受けられるが、最小催行人数が6名なので催行の約束はできない、とのことでした。通常は催行の1, 2日前に予定が確定するのだそうです。

仲間を6人集めて行けるのならばとても良い選択肢だと思います。そうでなければ、ランタ島滞在期間を少し長めに取ればどこかの日には催行してもらえそうな気がします。

Blue Planet Divers

こちらのショップもヒンデン、ヒンムアン、ハー島(koh Haa)1本ずつの合計3本という贅沢なプランを提供してくれています。

WEB に計画されている予定をわかりやすく公開してくださっていますが、こちらも結局ヒンデン・ヒンムアンツアーは最小催行人数があるので予約は受けられるが確定はさせられないとのことでした。

それなりのスキルを持ったダイバーが集まる必要があるので、概ね週1回催行とのご回答を丁寧にいただきました。

Nice Dive

ランタ島のサラダン港付近を歩いていたら見つけたショップです。店頭に以後数日の行き先が張り出されており、その中にヒンデン・ヒンムアンがありました。

どこのショップでも直近のスケジュールはカウンターで教えてくれますが、外に張り出してあると面倒がなくて良いですね。

Dive & Relux

スピードボート2台を保有する少人数制(1台あたり最大10名)のショップです。

週間予定表が公表されており、実際にそこにヒンデン・ヒンムアンツアーと書いてある曜日にポイントに来ていたので、催行確率はかなり高いんじゃないかと思います(Hidden Depths Dive さんと先に話ついたので連絡は取っていません)。

1日2本なので潜りたがりの方には向かないかもしれません。

また、ほとんどのショップのボートが出るランタ・ヤイ島北端のサラダン港からではなく、ショップのあるランタ・ヤイ島中腹の港からボートがでます。

2. プーケット発のクルーズに参加する

天候の問題は置いておいて、確実に潜りたければこの方法を選択するのが良いと思います。

ただ、クルーズの性質上どうしても4日間はダイビングに拘束されます。また、ヒンデン・ヒンムアン方面のクルーズは10月と4月にしか催行されていません。4月は企業勤めの方にとってはなかなか難しいとなると、日程の選択肢があまりないのがネックではあります。

一方で、タイ最後の秘境リゾートと呼ばれるリペ島周りなど、これまた行きづらいポイントも潜れるという利点があります。また、一緒に乗ってくれる日本人ガイドさんがいることもこの選択肢の利点かと思います。

ONE STEP PHUKET さん: https://one-step-phuket.com/diving/cruise/hindaeng

私がヒンデン・ヒンムアンで潜る際に最初に考えたのがこの選択肢だったのですが、休暇を取れる期間やフライトがクルーズ日程と合わずに頓挫しました。

ピピ島発の日帰りツアーに参加する

一連の旅行の中で、タイ屈指の観光地であるピピ島とその周辺を楽しみつつ、ヒンデン・ヒンムアンにも潜れるという意味で大変魅力的な選択肢ですが、ヒンデン・ヒンムアンツアーの催行確率が低いです。

ヒンデン・ヒンムアンは遠いのでスピードボートで向かうことになりますが、このツアーの最小催行人数は5, 6名です。ピピ島は観光地として洗練されているので、難易度中級〜上級レベルのポイントに潜れるスキルを持つダイバーがそう簡単にこれだけの人数集まらないのです。

可能性を高めるためには、最小催行人数以上のチームでピピ島に行くことが考えられますが、それなりのスキルを持つダイバーの休暇を合わせて6人以上で旅行となるとなかなか現実的ではないでしょう。

ただ、サポートしてくれる日本人ガイドさんがいるので、日本人ガイドじゃないと不安だという方にとっては一考に値する選択肢になるかと思います。

Dive Tribe さん: https://www.phiphitou.com