どんなポイント?
岩場と砂地が半々で、マアジやスズメダイ、カゴカキダイなどの群れが見られるワイド寄りのポイントです。現地ガイドさんいわく体験ダイビングで時々使うとのことで、ポイントとしては確立しているようですが、ポイント名は特にないとのこと。このページで紹介するように見どころの多いポイントなので、ポイント名付ければいいのにな、と思っています。
以下では、夏に潜った経験を元に紹介します。
潜降してまずはカメラの調整を・・・と手頃なサイズのサンゴを見つけてパシャリ。結構大きなハードコーラルなので期待が高まります。
集合して5分ほど泳ぐと、現れたのは大きな岩一面に広がったマアジの群れ!体験ダイビングでこんな大きな群れが見られるなんて羨ましい!
マアジの群れは太田浜でも気軽に見られますが、向こうはテトラポッド付近にネンブツダイと一緒に群れているので、単体の群れの鑑賞はこちらが向いています。
じっくり見ていたかったのですが、まだ潜降してまだ5分。この辺りにはまたエグジット間近に戻ってくるだろうからと、一旦離脱して先に進みます。
もう少し奥に進むとスズメダイが群れていました。
カゴカキダイの群れも目の前を通り過ぎていきました。鮮やかな黄色が映えるんですよね。
ネンブツダイのペアがたくさんいました。群れの中で目を凝らすとペアがいるのはよく見かける光景ですが、群れもせずペアが独立にこれだけいる光景は珍しいと思います。ペアをよく観察するとお互い寄り添っていて微笑ましいです。
もう少し泳いでいくと一面を覆うイソギンチャク畑があり、その真ん中にはクマノミのペアがいました。ガイドさん曰く、ここで越冬したクマノミのカップルなんだそうです。南方だからここで越冬できるんですね。イソギンチャクの中をじっくり探せば小さなエビがたくさん見つかりそうです。
先ほどから写真にチラチラ砂地が写っていますが、砂地を右手に見ながら岩場を泳いで行きます。ちょろちょろと体が透けているテンジクダイが群れています。群れ方的にスカシテンジクダイではないと思うのですが、見た目はスカシテンジクダイに見えました。
一番奥まで行くとクエがいました。残念ながら写真には収められず。
帰りは来た道を砂地側から帰ります。どこまでも続いていそうな砂地が綺麗です。
砂地ではヒメジがヒゲをちょろちょろ出しながら泳いでいます。〇〇ヒメジじゃない、普通のヒメジは案外珍しいかも(個人的感想)。
砂地から撮影したイソギンチャク畑です。こう見ると本当に広いです。冬に潜れば、一面のミツボシクロスズメダイとか見られるのかなと思いますが、お世話になったサービスは夏場しか営業していないそうで・・・。
スズメダイの群れも砂地を背景にするとまた違った映え方をしますね。
エントリーしてすぐにマアジの群れを見た場所に戻ってきてもまだいました。相変わらず岩周りにびっしりで壮観です。もうすぐ浮上なので、エアギリギリまでじっくり見ていました。
どうしてもワイドに気を取られるポイントですが、ウミウシも何匹か見つかりました。マクロというには大きなウミウシばかりですが・・・。
と、こんな感じで、色が綺麗で映える熱帯魚的な魚はあまりいないものの、群れを楽しめるポイントです。やっぱりポイント名がないのは勿体無いと思います。
ポイントデータ
レベル | 初級 |
形態 | ボートダイブ |
水深 | 8 〜 16m |
水温の目安 | 24 〜 26度(7月) |