どんなポイント?
読みは「しろさき」です。ヒメエダミドリイシ(緑のハードコーラル)の群生がとても綺麗なポイントです。サンゴの中を覗くと沖縄のような南方にしかいないはずの亜熱帯性のスズメダイが見つかり、同じく亜熱帯性のチョウチョウウオも見られるため、ちょっとした南国気分を味わえます。また、台風が直撃しない限りは潜れると言われるくらい悪天候に強いポイントです。
エントリーすると水深8mくらいです。そこからたくさんのサンゴが生息している棚田のような地形を段々と落としていくと、水深20mくらいで砂地に辿り着きます。
以下では、冬に潜った経験を元に紹介します。
泳いでいてまず目につくのがヒメエダミドリイシ(緑のサンゴ)の群生です。至る所で群生しており、この規模は対馬の太田浜と張るんじゃないかという見事さです。
鮮やかな緑を見るためにライトは必須ですよ!
ヒメエダミドリイシの上にはソラスズメダイをはじめとして、キンギョハナダイやハナゴイが群れていてとても綺麗です。
テーブルサンゴも散見されます。テーブルサンゴには小さな魚が何種も隠れており、賑やかです。
ん?
これはフタスジリュウキュウスズメダイでは・・・?亜熱帯以南の魚のはずなのになぜ伊豆に・・・?
後で調べてみたら、このポイントはチョウチョウウオの仲間をはじめとして結構南国の魚が現れるんだそうです。
すごいな、田子!
冬場はウミウシが充実しています。イガグリウミウシに
オトヒメウミウシ、
関東では定番のアオウミウシとたくさんのウミウシが見られました。
ちょっと目についただけでこれだけ見つかるので、じっくりウミウシ探しのダイブをしたらもっと色々なウミウシが見つかると思います。
これら以外にも、泳ぎながらあちこち見ていると色々な生き物が見つかります。
写真はヒトスジエソです。一見するとハゼっぽいんですが、顔の形を見るとちょっと違うか。
定番のウツボもいます。サンゴの群生を見てちと食傷気味になった時にウツボのノーテンキな顔をじっと見ているといい口直しになります。
イトフエフキもいました。幼魚はもっと黄色が強くて映えるのに、成魚は地味な残念系の魚ですね。
定番でも、イソギンチャクに群れるミツボシクロスズメダイの幼魚は映えます。冬ならではの風景ですね。
ただ、ミツボシクロスズメダイも成魚になると映えない、残念系の魚ですねー。
ポイントデータ
レベル | 初級 |
形態 | ボートダイブ |
水深 | 5 〜 25m |
水温の目安 | 15 〜 17度(1月) |