タイのタオ島にあるポッテリー(Pottery)というダイビングポイントを紹介します。
ポッテリーってどんなポイント?
サムイ島などからのフェリーが到着するメーハード港(Mae Haad Pier)のすぐ側にあります。スリーロックスのお隣なので、ポイントの雰囲気も似通っており、こちらものんびり砂地ポイントです。
お隣にあるスリーロックスと比べて、岩やサンゴが少なく、より白い砂地を楽しめます。
ハゼ天国
スリーロックス同様、こちらのポイントも至る所に多種のハゼがいます。が、こっちの方が珍しい子がいる印象です。
まずはタオ島を代表するハゼであるギンガハゼです。
黄色個体、黒個体とそれぞれあちこちにいますが、両個体が同じ巣穴に住んでいるのは珍しいようです。
黄色個体の方が目を惹きますが、黒個体の青白斑点も暗い宇宙に映える星に見えて綺麗です。
ちなみに、後ろ側に写っているのはヒメダテハゼです。あまりにハゼがいすぎるので、ちょっと引いた写真を撮るとお隣のハゼが写り込むのはこのポイントあるあるです。
そのヒメダテハゼはこちら。テッポウエビと共生しているの図。
ヒメダテハゼは横から見ると目の上の2本の黒線がまつ毛に見えて姫感満載なのですが、正面から見るとイマイチですね。
タオ島3大ゴビー(と私が勝手に呼んでいる)の1つであるレッドマージンシュリンプゴビーです。背びれの先が赤いのが特徴で、肉眼ではちょっと見ればすぐわかります(写真に収めるのは個人的には難しい・・・)。
多分ニュウドウダテハゼです。
タオ島では見たことがなかったのと、ガイドさんが持っていたタオ島生き物リストに掲載されていなかったので、多分タオ島ではレアキャラなんだと思います。
そして、ポッテリーにはタオ島でもレア度の高いメタリックシュリンプゴビーがいます。しかも水深6mそこそこのところに。
メタリックシュリンプゴビーは水深20mくらいのところにいるのが普通なので、浅いポッテリーで見つかるとは全く思っておらず驚いた、とガイドさんがおっしゃっていました。
発見した場所を何度も入念に確認していたので、本当に激レアだったんだと思います(笑)
レア度の話になっちゃいましたが、メタリックシュリンプゴビーは頭部に入っている青線がひんやりとしたメタリック風で格好良いです。
タオ島のハゼはほんと逃げないので、望遠レンズがなくてもここまで寄れちゃいます。
イトマンクロユリハゼはタオ島のハゼの中では逃げやすい方です。それでも雑に結構寄れちゃいます。
アカスジカクレエビの「木」
何の変哲もないよく見かけそうな「木」ですが、よく見ると・・・
!?
アカスジカクレエビがこれでもか!というくらい張り付いていました。
さながら木になる果物のよう!
私の写真の腕のせいであまり伝えきれてないかもしれませんが、現物はもっとうじゃうじゃしていて5分くらい見ていられる面白い光景でした。
ポイントデータ
項目 | 内容 |
---|---|
レベル | 初級 〜 |
形態 | ボートダイブ |
水深 | 〜 10m |
水温の目安 | 27 〜 29度 |
ツインズ、ホワイトロック、ジャパニーズガーデンなどのタオ島周辺メジャーポイントと比較すると選ばれにくいポイントかもしれませんが、ハゼウォッチャーにとってはここほど落ち着いてタオ島のハゼを観察できるところもないと思いますので、興味がある方は是非リクエストしてみてください。