どんなポイント?
浮島の最北端にあるポイントで、かっちゃまではあまり見られない群れがよく見られます。マクロ生物も楽しめる一挙両得なポイントです。
潜降ロープ沿いに潜降すると水底は16mくらいですが、実際に遊ぶのはそこから少し登ったゴロタ周り周りかなと思うので、水深は12〜16mくらいだと思います。
以下のレポートは2020年夏に潜った時のものです。
のんびりと泳いでいると大抵ネンブツダイやソラスズメダイ、キンギョハナダイの小さな群れに迎えてもらえます。イソバナにオルトマンワラエビがよく住んでいるのはかっちゃまあるあるで、ご多分に漏れず水樽ガーデンでもオレンジ色のイソバナでオルトマンワラエビを見ることができます。
マクロも豊富です。オドリカラマツの中にテカテカ光るクダゴンベが、少し行った岩の上にはちょこんと座った小さなイロカエルアンコウが見つかりました。イロカエルアンコウの幼魚って小さくてかわいいのでついつい夢中になって探しがちですが、この辺りのゴロタにはオニカサゴが岩に擬態して生息しているのでくれぐれもご注意ください。
この日はハナオトメウミウシが何個体かいたので、(多分)交接中の2個体を撮影しました。このウミウシってジッと観察していると結構モリモリ動くんですよね。目測10cmくらいある巨大なウミウシだったので、なおのこと動きが大きく見えました。この記録を書いている時に知ったんですが、関東では夏によく目撃されるウミウシなんだそうです。
マクロ探しもひと段落してふと顔を上げてみると、何かよくわからない幼魚の群れがこれでもかといてキラキラと綺麗でした。更に上を見てみるとこれまたイサキの群れが。イサキなどの群れはノースエンドでも見られることがありますが、こういった幼魚の群れは水樽ガーデン特有かと思います。
マクロもワイドも楽しめる良ポイントだと思います。
ポイントデータ
難易度 | 初級 |
形態 | ボートダイブ |
深度 | 12 〜 16m |
水温の目安 | 24度(8月) |
乗合ボートでは千手ドロップやノースエンドがリクエストされることが多い印象があるので、水樽ガーデンで潜りたい場合は、お客さんの少ない平日か、ボート一隻を占拠するくらいの大所帯で行ってリクエストを出すかすると良いと思います。