どんなポイント?
その名の通り対馬グランドホテルのすぐ沖にある、大きな根を回るポイントです。イサキやスズメダイ、カゴカキダイの群れに始まり、マアジやネンブツダイの圧倒的に大きな群れが見られる、ワイド向きのポイントです。
以下では、夏に潜った経験を元に紹介します。
潜降すると根の上部に辿り着きます。水深は10mちょっと。根はテーブル状で、根の上部は平坦です。
ゆるゆると根を回っていくとイサキの群れが眼前を通り過ぎていきました。群れを見るとテンションが上がります。
根にはハード・ソフト両方の様々なサンゴが生息しています。特にソフトコーラルは色ツヤの良いものが多かったです。
ダイビングも半ばに差し掛かると、眼前を覆わんばかりのマアジとネンブツダイの群れが現れました。
他に潜っている人もいなかったので、贅沢にもその群れに突っ込むことに!上下左右前後360度どっちを見ても魚!魚!魚!
マアジもネンブツダイも決して珍しい魚ではないのに、物量に圧倒されました!
写真は魚群を抜けてから振り返って撮影したものです。ワイドコンバージョンレンズを利用して撮影したからか密度が薄めに見えますが、現物はもっと高密度な魚群でした。群れが泳ぐ向きを変えるたびに当てた光がキラキラというかギラギラと輝いていました。
圧倒的な群れの大きさを把握するにはこっちの写真の方が分かりやすいかも知れません。
スズメダイの群れも見られました。手前のテーブルサンゴも見事です。
黄色のボディが綺麗なカゴカキダイの群れもいくつか見られました。
ちょっと遠いですが、ヒラマサの群れも見られました。静止画だと臨場感が伝わらないのですが、ダイバーが泳いでいる横を超高速で通り過ぎていきます。
このポイントでもヒメエダミドリイシ(緑のハードコーラル)の群生が見られます。太田浜の方が浅場でのんびりと見られますが、ちょっと深場にあるので一面に広がるサンゴを上から一望できます。
マクロも申し訳程度に紹介します。オドリカラマツの中にはオルトマンワラエビがいました。探せばもっと色々な生き物がいそうではあるのですが、群れに気を取られていました。それくらい濃い魚影を楽しめるポイントでした。
ポイントデータ
レベル | 初級 |
形態 | ボートダイブ |
水深 | 10 〜 20m |
水温の目安 | 24 〜 26度(7月) |
初級レベルのポイントではありますが、水深18m以深に行くこともあるためアドバンスは持っておいた方が良いでしょう。魚群に飲み込まれることもありますが、別にぶつかってくるわけではないので、落ち着いて対処しましょう。