【タイ】ヒンデン(レッドロック)

タイ3大ダイビングポイントの1つである「ヒンデン(Hin Daeng)・ヒンムアン(Hin Muang)」、そのうちの1つであるヒンデンを紹介します。

ヒンデンってどんなポイント?

ヒンデンはランタ・ヤイ島から南に55kmほどのところにあるポイントです。サラダン港からスピードボートで1時間20分ほど、ピピ島からは同じくスピードボートで2時間程度の距離です。

ヒンムアンとは対になっており、ヒンムアンの北300mほどのところに見える岩がヒンデンです。

タイ・ヒンデンで撮影したヒンデンの岩
ヒンムアンからも見える、ヒンデンのシンボルです。

ポイントの特徴はヒンムアンと非常によく似ていますが(まあ300mしか離れていませんからね)、ヒンデンはヒンムアンより平均深度が浅く、長時間楽しめるポイントになっています。一方で、マンタのクリーニングステーションはないので、マンタはほぼチャンスなしです。

一面に群生しているソフトコーラル

ヒンデンはタイ語で「赤い岩」を意味します(Hin = 岩、Daeng = 赤)。赤いソフトコーラルが多いことからこの名前が付いており、英名でレッドロックと言われることもあります。

ヒンデンを泳いでいると至る所でソフトコーラルが見られます。

鮮やかな色が見えないとポイントの魅力9割減なので、必ずライトを持っていきましょう。

タイ・ヒンデンで撮影したソフトコーラル
赤いソフトコーラルがヒンデンの特徴です。
タイ・ヒンデンで撮影したソフトコーラル
まるで誰かが並べたかのような赤サンゴの並び。

特にヒンデンの外壁(外海に面している面)に色とりどりのソフトコーラルが群生しています。

タイ・ヒンデンで撮影したソフトコーラルの群生
実は真ん中にミノカサゴが3個体います。1個体は小さめだったから、父ちゃん母ちゃん子供だったりするのかな・・・。

うまくストロボの光を回せるととても綺麗な一枚絵が出来上がりますが、そもそも群生範囲が広すぎて、光を当てられる場所はごく一部になってしまいます。

タイ・ヒンデンで撮影したソフトコーラルの群生
ストロボ2灯(S2000)では光が回りきらないほどソフトコーラルが群生している。もっと火力があるストロボなら全体覆えるかな?

ヒンデンは外洋にある岩場なので、普段は流れがあって外壁の外側を泳ぐことができないようなのですが、私が潜った日は運良く流れが弱く、外周を回ることができました。

外壁側から撮影したソフトコーラル畑です。INON S2000(ガイドナンバー20)2灯を全開にしてこれです。左側が外海ですが、そちら側の外壁に光の当たっていないソフトコーラルがびっちり生えています。

ずっと壁面にライトを当てながら泳いでいるだけでも、鮮やかなソフトコーラルを堪能できます。

タイのヒンデンで撮影したソフトコーラルとハードコーラルの両方が生息している岩

緑要素が混ざっていると良いアクセントになりますね。

魚群

イワシ

泳いでいるとふと目の前に現れたり、水面の方向を見ると動き回ってキラキラしていたりと、ポイントの至る所でイワシの群れを見ることができます。

タイ・ヒンデンで撮影したイワシの群れ
潜っているとあちこちで登場するイワシの群れ。ヒンムアンの方が多い気はします。
タイ・ヒンデンで撮影したイワシの群れ & オニカマス
右上にこっそりとオニカマスが写っています。

イエローバックフュージュラー

一際黄色く輝くイエローバックフュージュラーの群れが時折現れます(フュージュラー = タカサゴ科)。日本には生息していないので日本語名がない魚です。

背中が一面黄色くて、海の中でもとても映える魚です。

タイ・ヒンデンで撮影したイエローバックフュージュラーの群れ
イエローバックフュージュラーの群れ。日本では見られないタカサゴ科のお魚。

その他

イワシに混ざってタカサゴが、ちょっと深いところにキンセンフエダイが(アンダマン海あるあるですね)、イグジット直前の浅場ではオヤビッチャが群れていました。あとは20匹くらいですが、ツバメウオの群れも見られました。

その他

案外クマノミが3種ほどおります(クマノミ、カクレクマノミ、セジロクマノミ)。アンダマン海に限らず、タイではセジロクマノミを一番見る気がします。

タイ・ヒンデンで撮影したクマノミとミツボシクロスズメダイ
ソフトコーラルたっぷりの海の中にもクマノミが。

あと、泳ぎながらちょこちょこ上を見ていたら、群れというほどではないですがイケカツオが数匹、何度も通り過ぎて行きました。

タイ・ヒンデンで撮影したイケカツオ
上を見るとちょこちょこイケカツオが泳いでいました。

ポイントデータ

項目内容
難易度中級 〜 上級
形態ボートダイブ
水深〜 40m
水温28 〜 30度

ヒンムアンと同じような特徴を持っていますが、ヒンムアンと比較すると平均深度がないので、難易度は中級ちょい上くらいかなと思います。とはいえ、ヒンムアンとセットでのツアーになるので、ヒンムアンを潜れるスキルがないとそもそも連れて行ってもらえません。

潜降は水面からちょろっと出ている岩の部分からロープ潜降します。流れが強いこともありますので、ロープを使ってエアを節約しながら潜降しましょう。

基本的に流れがあります。流れが弱かったり、向きが南北からのいずれかであれば、根の外側の壁を散策することができます。現地ガイドさん曰く、あまりチャンスはないようですが、外側の根にはソフトコーラルがびっしりと生えているので、流れが弱いことを祈りましょう。

ボートまで戻ってこなければならないので、ダイビング中のどこかしらで流れに逆らって泳ぐ必要はありますが、ヒンムアンとは違い、ヒンデン内部にちょっとした窪地(現地では「運河」と呼んでいる)があるため、ヒンムアンほど戻るのに苦労することはないと思います。