どんなポイント?
熱海にある冬季限定の最大水深12mくらいの洞窟ポイントです。洞窟付近のゴロタにボートエントリーして、5分くらい泳いで洞窟に到着します。小曽我洞窟は全長40m程度の両側が開いている洞窟(トンネル)ですが、片方から入って奥まで行ったら戻ってきてエグジットです。
洞窟に入るとこれでもかというくらい高密度の群れがいます。洞窟という閉鎖空間であることも相まって、まるでまとわりつかれているような感覚です。
魚は最初ネンブツダイかなと思っていたのですが、後から写真を見返してみるとオオスジイシモチやクロホシイシモチがたくさん混ざっています。結局何がメインの群れか群かいまだによく分からないのですが、テンジクダイ系の混成魚群なのは確かそうです。
洞窟は広く、複数人並んででも余裕で泳いでいけます。奥まで行くともう片方の入り口から光が差し込んでおり、洞窟ダイブ特有の幻想的な風景を見ることができます。水面も見えるので、水面から入ってくる光を背景光に魚群を見ると魚群の濃さを再確認できます。
同じような風景は引き返して洞窟を出る時にも見られるので1ダイブで2度美味しいです。
洞窟の壁にはエビやウミウシが見つかります。私が潜った時はゴシキエビとキイロイボウミウシが見つかりました。
ポイントデータ
レベル | 初級 |
形態 | ボートダイブ |
水深 | 6 〜 12m |
水温の目安 | 19度(11月)、16度(1月) |
洞窟内はどこでも浮上でき、狭い部分もないので、洞窟ダイビングの初級編として良いポイントです。洞窟内はうねりがひどいことがあるので、酔いやすい方は対策していくことをお勧めします。また、比較的浅いのと時期的にドライスーツで潜ることがほとんどかと思いますので、経験の浅い方は吹き上がらないようにウェイトを重めにして潜るのが良いと思います。