東京都心から東京湾アクアラインを通って車で1時間半ととても近い千葉県鋸南町にあるスポットです。マクロを中心に生息している生き物が多様で、通えば通うほど癖になります。「かっちゃま」とは「勝山」の地元読みなんだそうです。
ポイント紹介
千手ドロップ
通称「メイン」と呼ばれる、かっちゃまを代表するポイントです。
その名の通りダイナミックなドロップオフがあり、その壁には様々なマクロ生物が見られます。色々なウミウシが生息する「ウミウシの壁」は深くても水深15mなので、エア持ちの良いダイバーなら50分くらいは延々とウミウシを探し続けることができます。
かっちゃま名物ムギワラエビが見られるのもこのポイントです。
ノースエンド
かっちゃまを代表するもう一つのポイントです。
ネンブツダイやカゴカキダイがよく群れていて、時期によってはハタタテダイやスズメダイが群れていることもあります。生物も豊富でカエルアンコウやクマノミがよく見られたり、時折ヒレナガネジリンボウやヤシャハゼなど、なかなかレアな生物も現れます。
水深は 25m まで落とせますが、10〜15mで十分楽しめるため、経験の浅い人にもお勧めです。
ここからエントリーして次に紹介する島前でエグジットというルートも選べるので、海洋実習にも適しています。
島前
水深5〜10mと浅場なので海洋実習によく使われています。魚はあまりいませんが、冬場になるとムカデミノウミウシが大量発生したり、ちょっと南に行くとソフトコーラルの綺麗な景色が見られます。ここ単独で潜るというよりはノースエンドから流してきてここでエグジットすることが多いです。
水樽ガーデン
かっちゃまのポイントの最北端にあり、千手ドロップではあまり見られない群れがよく見られます。ゴロタではマクロ生物も楽しめる一挙両得なポイントです。
かっちゃまで潜るには?
現地サービスであるかっちゃまダイビングサービスにお世話になりましょう。離れたところにお住まいだったり、東京近郊に旅行で訪れた際についでに行きたかったりする方は、都市型ショップのかっちゃまツアーに参加して連れて行ってもらうのもよいと思います。
現地にはきれいな更衣室とシャワールームがあり、とても快適です。機材の洗い場も干し場も申し分のない広さです。冬には(ドライスーツのまま入る)お風呂を沸かしてくれます。また、ショップのWEBページに生き物情報が毎日アップデートされているので、毎回色々な生き物と景色を楽しめると思います。
勝山漁協直営の食堂「なぶら」が隣接しています。かっちゃまで潜ったダイバーのみが注文できる「ダイバー御膳」はとても美味しく、量も圧倒的です。